英検3級2次試験の面接試験は問題が完全にパターン化されています。解答する側(受験者)も問題を見ただけで答えを予測することができます。初心者や小学生でもコツさえ掴めば簡単に合格できます。スピーキングテストまでにこのテクニックを確認しましょう。
3級スピーキング試験の内容
英検3級試験は1次試験と2次試験に分かれています。2次試験は英語による面接試験です。面接といっても対策さえしっかりしていれば、簡単な試験です。小学生がリラックスして合格できるように、2次試験の面接対策をしましょう。
小学生に向けた英検面接対策
英検3級の1次試験のレベルは中学卒業程度と言われています。英検3級2次試験のレベルはもっと簡単で、中学1年生程度の単語で十分です。また、質問形式もパターン化しているので、コツと練習を積むことによって簡単に合格することができます。
まず、問題形式と合格点を確認していきましょう。
面接試験内容
実際の試験の流れを確認しましょう。試験会場に着いたら面接カードを記入して、待機部屋にて名前を呼ばれるまで待ちます。名前を呼ばれたら荷物をすべて持って面接会場に移動します。面接会場では再度あなたの順番が来るまで待ちます。
1.入室
基本的に入室する時は、「May I came in」といってノックしましょう。別に忘れて入室しても減点対象となりません。
2.面接カードを渡す
入室すると面接官が1人います。緊張すると思いますが落ち着いて自分の席に向かいます。勝手に着席してはいけません。面接試験は基本的に相手の指示なしに動作することはタブーです。
待機部屋で記入した面接カードを渡すように指示されますので、面接官に渡しましょう。渡すときには「here you are」と言います。
3.着席
面接官から着席するように指示があるので、着席します。「thank you」または「yes」と言ってから着席するようにしましょう。また荷物のある方はいすの下のじゃまにならない所に置いてください。
4.あいさつ
面接官があなたの名前とこれから受けるテストの確認をします。3級面接試験なのに、1級の面接試験の人が受けてる可能性もなくもないので確認しています。
また、名前を聞かれたら「My name is ….」または「I am ….」で答えましょう。3級面接テストを受ける確認に対する返答は「yes」で大丈夫です。
その後、簡単な挨拶があります。例えば「How are you ?」など。このような簡単な挨拶は聞かれないこともあります。ただし、もし聞かれたら簡単に返答しましょう。また、「and you?」と相手に聞き返してあげるといいと思います。
実は、ここまでのやりとりは面接試験の採点には含まれません。重大なミスをしても大丈夫なので気にしないでください。
しかし、ここで面接官とのコミュニケーションをとっておくと、試験問題に移ってからもあまり緊張せずにリラックスして過ごすことができます。
5.問題カードをうけとる
面接官から英語の文章とイラストが描いてあるカードが渡されます。このときに「thank you」を言い忘れないようしましょう。
6.英語の文章の黙読
面接官から英語の文章を20秒間黙読するように指示されます。声に出してはいけません。20秒間発音の確認と情報の読み取りに時間を使います。
7.英文の音読(5点)
黙読後、英文を音読するように指示されます。タイトルから読み始めて、ゆっくりハキハキと読みましょう。読めない単語は飛ばさず、そのままでいいのでローマ字読みで発音しましょう。単語を飛ばすと大きな減点となりますが、わからない単語のローマ字読みは発音ミスと判断されて小さな減点ですみます。
8.英文についての質問(5点)
先ほど読んだ英文の内容に関しての質問を面接官がします。質問がもし聞き取れなかったときは聞き返すことができます。減点にはなりません。あせらずゆっくり答えましょう。
聴き取れないときの質問は「could you say again?」など使って聞き返しましょう。また、質問も問題カードを確認しながら答えて大丈夫です。
9.イラストに関する質問(各5点×2)
英文の下にイラストが描かれています。そのイラストに関して2つ質問をされます。イラスト状況を確認して、主語と動詞を正しく使って答えましょう。主語が抜けたりすると減点対象となります。
10.問題カードを裏返す。
問題カードを裏返すように指示されます。指示に従って裏にしましょう。
11.あなたのことに関する質問(各5×2)
旅行は好き?などあなたのことに対する質問をします。2つ目の質問は理由も必要なので、簡単に理由も加えて答えましょう。聴き取れなかったら、焦らずもう一度質問を訪ねましょう。
12.問題カードを返す。
以上で面接試験が終わったので、問題カードを面接官に返しましょう。返すときも「here you are.」を忘れずに言いましょう。
13.退出
試験管がこれで試験が終わりですので退出するように指示をします。荷物を持って、「see you」とお別れの挨拶をしてから、退出しましょう。
配点と合格点
面接試験は音読5点、音読した英文の質問5点、イラストについての状況説明各5点×2、あなたに関する質問各5点×2そして態度点3点 合計33点です。
合格平均点は19点となっています。各質問に対して、1〜5段階の採点形式を採用しています。問題を部分的に間違えたからといって5点→0点になるわけではありません。音読が苦手な人も普通に読んだら、3点はもらえるはずです。
ここから大切です。各設問にて5点手に入れる方法を紹介しますので、そこを確認していただけたら、ほとんどの人が合格すると思います。小学生の方も必ず簡単に合格できるように設定していますのでよろしくお願いします。
英検3級2次試験で合格するコツ紹介
前回は大問1に関して、試験管の質問を聴かなくても解答を予測して、答えを導き出すテクニックを紹介しました。詳しくは以下を参考にしてください。
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パターン化された問題を簡単に解くコツとは?
今回は、大問2のイラスト問題について解説していきます。イラスト問題は過去問から引っ張ってきました。以下のようなイラストが受験者に配られます。
このイラストに関する質問を試験管から2問ほど問われます。点数は各5点です。質問パターンは決まっていますので確認していきましょう。
パターン化された問題
2問の内1つの質問は場所や数を質問してきます。「Where〜」→場所、「How many〜」→数で答えるようにしましょう。イラストを見て焦らずゆっくり答えることが大切です。
主語と動詞を忘れてはいけません
数を質問されて、ついつい「two cups」、場所を質問されて「on the table」とその数や場所だけを答えてしまいがちですが、5点満点をとるためには正しい文法で答えるようにしましょう。
two cups→There are two cups.
on the table→There is on the table.
イラストに吹き出しがある場合
イラストに吹き出しが書かれている場合はその吹き出しについて質問されます。また、吹き出しは、頭の中でこれから何かしようと考えていること、つまり未来の内容なので「be goinig to〜」と使って必ず答えるようにしてください。試験管も未来形「be going to」で質問してきます。
今回の場合
質問:What is man going to do?
受験者:He is going to read a newspaper.
イラストに吹き出しがない場合
イラストに吹き出しが書かれていない問題もあります。その場合はイラストに書かれている人物の行動に対する質問です。たとえば
質問:What is the woman doing?
受験者: She is eating cookies.
この場合に注意することは、「吹き出し」と違い、質問文も答え方も現在形進行形で答える点です。
- 吹き出しありのイラスト
未来の内容なので:What is the man(the woman) going to do?
- 吹き出しなしのイラスト
イラストは現在の動作なので:What is man(the woman) doing?
まとめ
以上が大問2イラスト問題の解説でした。前回の大問1で8点、今回で8〜9点は確実にとれます。合格点まであと2〜3点。アティテュードで2−3点はもらえます。アティテュードとは態度ですね。これは真面目に試験を受験していたら大抵もらえる点数です。
残りは1点です。その1点を残りの2問でとればいいだけの話です。簡単ではないでしょうか?残りの2問はあなたに対する質問です。例えば、あなたの好きなスポーツは?あなたの好きな国は?といったようにwhシリーズを使った疑問文に正しく答えることができるかどうかです。
この辺はスピーキングテストを鍛えるよりもあなたのインプットを増やす方が早いと思います。そのためにはこちらの記事が参考になります。
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では、試験に向けて対策がんばってください。