アークナイツとは現実世界とは異なり、源石《オリジニウム》という鉱石によって急速に文明が発展した世界が舞台となる物語を、主人公《ドクター》として巡っていくタワーディフェンスというジャンルのゲームアプリです。
キャラクターは、世間的に言う獣人の割合が非常に多く、完全に機械であるキャラクターも存在します。主人公兼プレイヤーは、そんな個性的なキャラクター達を戦略的に配置し、迫りくる敵を倒してステージを進めていくという流れになります。
プレイヤーがマップ上に配置するキャラクターは通称オペレーターと呼ばれ、個々のキャラクター性の他にステータスやレアリティを持ち、前衛や医療といった役割とスキルや素質といった能力の違いを持っています。
プレイヤーはこういったオペレーターの個性を考え、ステージ毎に的確な配置を行っていくという戦略的な考えが必要になります。
アークナイツの魅了とは?何が面白いのか?
魅力として挙げるのであれば全てと言いたいくらいに、私はこのアプリが大好きです。世界観は勿論のこと、キャラクターごとにおける個性や、一筋縄では行かない難易度のステージが用意されていたり、飽きさせない仕組みが沢山盛り込まれているからです。
キャラクターに関しては、登場キャラクターがほぼ全て純粋な人ではない(私達から見た場合ですが)獣人であったり、機械であったりするのですが、可愛らしいとか格好良いだけでなく、持っている能力も全く同じものではなくキャラクター毎に異なっていて、キャラクターの数ほど戦略が広がるところが面白いです。
また、高い難易度のステージがイベントにて追加されることがあるのですが、そういったキャラクターの能力を理解していないとクリアが難しかったりして、戦略を練る楽しさは他のゲームに比べると非常に遣り甲斐があります。
レアキャラだけではクリアできないアプリ
このアプリの一筋縄ではいかない点として挙げられるのは、レアリティが全てではないというところです。
アークナイツは☆の数にてレアリティが定まっているのですが、☆が多ければ多いほど、ステージに配置するために必要となるコストが多くなる傾向にあります。比較的入手が容易な低レアのキャラクターを行使しなければ突破出来ないようなステージも存在していて、何も考えずに高レアキャラクターを育成するだけだと、思うように攻略が進まないことがあります。
また、攻略に行き詰った際にはYoutubeなどで攻略動画を参考にして戦術を組むのも良いです。ただ真似するだけではつまらない、という意見を聞いたことがありますが、こういったタワーディフェンス系のゲームにおいて動画の戦術を真似ることが出来るというのは、相応にキャラクターの育成が出来て居るということに他ならないので、気にする必要がないと私は考えます。
さらにそういった動画を参考にして、使用されているキャラクターを自分が使用したいキャラクターに入れ替えてプレイしてみるのも楽しみ方だと思います。
戦闘時間が長いという感想
キャラクターの育成、という面がある以上、レベル上げだとか素材集めといった要素は必ず付き纏います。
ですが、アークナイツはタワーディフェンスというゲームジャンル上、どうしても一度の周回に時間が掛かってしまい、時間に余裕のない方からすると少々、手を出し辛い印象があります。
せっかく倍速、オートといったシステムがあるのですが、元々の戦闘時間が長いため、今のままでは触り辛い状態であることに変わりありません。今後の期待としては倍速をさらに早くしたり、他のアプリゲームにあるようなスキップチケットのようなシステムが導入されてくれると、時間がない人であってもプレイしやすくなるのではないかと考えます。
タワーディフェンスというジャンル上どうにもならない点としては、オートのシステム上、自分が行った配置を再度実施してくれるという形式になっているため、一度はステージを自力でクリアしなければならないという点です。
こんな人におすすめ
ある程度時間が確保の出来る人、戦略的なゲームが好きな人、凝った世界観が好きな人、獣人であったり人外が好きな人にはお勧めできるアプリだと思います。
時間が確保できる人という理由に関しては先述の通りですが、タワーディフェンスというジャンル上、どうしても一つのステージを攻略するのに時間が掛かってしまうので、スマホの拘束時間が長くなってしまうためです。
戦略的なゲームが好きな方には言わずもがなと存じますが、キャラクター達を組み合わせて戦術を練るというのはやはり表現しきれない楽しさがあると思います。
凝った世界観、そして獣人や人外が好きな方へついてですが、このアプリは世界観への拘りがとにかくすごいことです。キャラクターごとにかなり掘り下げられた情報がアプリ内に盛り込まれており、それを読み解くのも楽しさの一つですし、時折来るイベントではキャラクターをさらに掘り下げるようなシナリオであったり楽しめるためです。