知人の依頼を受けて30系プリウス(ZVW30)にカーナビを設置しました。プリウスにカーナビを取り付け作業がここまで簡単だとは思いませんでした。今回は初心者でもできるカーナビ設置手順を紹介します。
車にカーナビ設置
車にカーナビを取り付けまたは、交換する際は、業者に依頼するか、自分でするかで分かれるかと思います。業者に支払うということは時間をお金で買うようなものです。自分でDIYしようと思ったら準備と時間がかかります。その時間がない人は業者に依頼することをおすすめします。
しかし、せっかくの愛車です。自分で車をいじっているとなおさら愛着が湧いてくるのです。この機会に自ら時間を作ってカーナビ設置DIYにチャレンジするのもアリかもしれません。また、この記事で紹介しているプリウスにカーナビを設置する作業はそれほど難しくないです。初心者でも簡単に取り付けられるのでおすすめです。
同時にこんな記事もオススメです。カーナビと連動して設置できます。
30系プリウスにカーナビ設置
今回依頼を受けたのはTOYOTAのプリウスの中でも最も生産量を誇る第三世代のプリウスです。
依頼車には純正カーナビ(購入した際にオプションで依頼するナビ)は設置されていませんでした。以下の別ナビが設置されていました。
これを今回、社外製のカーナビに取り付け・交換したいと思います。もちろん、オーディオレスナビでも手順は同じです。カーナビをメインで使うのではなく車内で音楽を聞いたり、フルセグやDVDを見たいと言うこと。
オークションで探してみつけたのがケンウッドの「MDV-z700」2013年モデル
カーナビ情報は古いですが、テレビやDVD再生、iPODから音楽を流すことも可能です。オークションで20000円で落札することができました。
なぜケンウッドナビなのか?
ケンウッドのナビはナビ本体が古くてもナビ情報を390円で簡単に最新版に更新することができます。アプリの月額料を登録することでお手持ちのナビの最新ナビ・地図情報をインストールすることができます。この方法を使用することで2013年の地図も一気に現在最新版の地図へと更新ができます。
その点でおすすめしています。またMDV-z700はHDMI入力端子があります。その機能を使うことでyoutubeの動画を簡単にナビに映し出す→ミラーリングができるナビとしてもお勧めです。
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必要な道具
カーナビDIYに必要な道具はこの2点さえされば可能です。
内張りはがしは必須アイテムです。これを使ってバリバリめくっていきます。
2点目は10mmのドライバーです。車の大部分は10mmのボルトで固定されていますので、これがないとカーナビの設置ができません。また、この商品のようにある程度長さがあるタイプの方が作業しやすいです。あとはご家庭にもあるプラスドライバーもあれば、作業を効率よく進めることができます。
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純正カーナビ・パネル取り外し
作業前は以下のように別ナビが設置されています。これを内張りはがしを使ってバリバリ剥がしていきます。下部から剥がしていくと簡単に取り外しできます。ナビのないグレードの車でも手順は同じです。画像に記載の順番でパネルを剥がしていきます。1番のシフトノブが剥がれたらあとはすんなり綺麗に剥がれます。
シフトのパネル剥がしは内張り剥がしを2つくらい入れて、テコを使って下から上に引っ張り上げるようにしてあげるとすんなりと外すことができます。外すと、3つの配線がつながっていますが、配線は繋いだままで、ノブをくるっと潜って、邪魔のならない場所に。
作業工程2番、3番の画像がなくてすいません。2番は一番大きなパネルです。コップを置く場所あたりからナビの画面周囲を繋ぐパネルです。全体に少しずつうかせると綺麗に外すことができます。3番はエンジンスターターのパネル。これは意外と簡単に外れます。最後にナビ周りのパネル。このパネル画像下は内張り剥がしを使わず手を使って手前に引っ張るとスルッと抜けます。
次に上下左右の4箇所が10ミリのボルト止まっています。プラスドライバーまたは10ミリナットを使って4つ抜いてください。下の左右が奥にあるのでドライバーがある程度長さがあった方が便利ですよ。ボルトを全て外すことができれば、あとはナビを手前に引っ張るだけ。その際に、ナビについている配線は全て綺麗に外してもらっても大丈夫です。問題ないです。
内張りはがしを使うときに傷をつけないように養生テープなどを使用したりしますが、ゆっくり作業すれば大丈夫です。
そして、ナビを外すと、以下のようになりました。
車が壊れた写真みたいですが、まだまだ序の口です。これくらいではこわれません。ここにカーナビを設置していきます。ちなみに作業前に気をつけることがありました。
作業前の注意点
どの車種でもそうですが、カーナビ設置など車をいじるときは、バッテリー端子のマイナスを外しておくことを忘れないです。マイナス端子を外さず作業をしていて、いろいろ線ををいじって後から車が動かないって話はよくあります。とりあえず、マイナス端子さえ外せば大丈夫です。この30プリウスの場合は後部トランクルーム下にあります。
カーナビを設置・取り付け
このままではカーナビを設置することができません。社外ナビを純正と交換するには取り付けキットを購入するのが手っ取り早いです。
この取り付けキットを使うことで周りのパネルにも違和感なく埋め込むことができます。また、TOYOTAの車のカプラーにも無理なく適合します。7インチナビなら適応だったと思います。8インチナビになってくると別のステーを使いますね。
まずはステーを取り付けます。すいません。画像がなくて、以前別で使用したクラリオンナビになります。こちらも30系プリウスに設置しました。やることは一緒なので、画像をお借りしております。
配線準備
ケンウッドナビを購入したら以下のような配線が基本セットとなっています。需要なのは
- テレビアンテナ配線4本
- GPS配線
- 電源配線
- 外部入力配線
電源配線とステーキッドに同梱されている配線をつなぎます。同じ色同士を差し込むだけなので簡単です。慣れてくるとaccや電源コードなどを考えながら作業しますが、初心者にはそんなこと考える必要はありません。むしろ考えなくてもできます。
配線が完了したら以下のようになります。
走行中もナビの映像を見たい人
ここで大事なポイントです。純正ナビだと専用カプラーをかませたりする作業ですが、走行中もナビの映像をずっと流せるようにするためにはケンウッドナビの電源配線になるパーキングセンサーをアースと一緒にとりつけましょう。そうすることで走行中も社外ナビはずっと見ることができます。
アースとは?黒の配線で金のワッカが付いているものです。これが電源のマイナス配線となります。ここから電源を供給します。大事な配線です。アースがしっかりと締まってないとナビがつかないということがあります。黒配線のアースの途中にでもパーキングブレーキセンサーの配線を配線コネクターを使って繋いでおけば問題なしです。
アースの設置場所
アースは最後にボルトの間に金のワッカをを挟んで閉めます。締める場所のおすすめはナビを閉じるときの4箇所の上下左右の4つのボルト。またはステーを取り付けたナビのサイドのネジと一緒に締めます。このどちらかが一般的です。私はいつもステーをナビのサイドに取り付けた際に、アースも一緒に締めるようにしてます。
続いてフルセグアンテナとGPSを設置です。これも説明書の指示通りに作業するだけです。
最後に忘れてはいけないのがバック信号、車速信号、パーキングの配線です。30プリウスの場合はオーディオが設置してあった置くの場所に以下のコードがあり、これがその3点の配線場所になります。親切なことに取り付けキットを購入したときにそのこともきちんと記載してあったので作業がはかどりました。また、30プリウスはこのように差し込むだけで大丈夫なので簡単に設置できます。
僕の愛車はバック信号が別の場所にあるので探すのに苦労しました。その点でも30プリウスのカーナビ設置は簡単です。ちなみにこの作業を飛ばしてもカーナビは動作しますが、バックカメラを付けたいと考えている人や、カーナビを正確に使いたい人はバック信号や車速信号は正しく配線しましょう。
完成!!!
そんなこんなで、小一時間の作業でカーナビ設置できました。奇麗に収まったと思います。
カーナビのサイズは6.2インチですが、実際は7インチまでは奇麗に収まります。これくらいならDIYで簡単にできますのでぜひチャレンジしてみてください。
おわりに
今回は休日を利用して趣味の1つである車いじりのお話をさしていただきました。休日はこんな感じで過ごしております。興味のある人はよろしくお願いします。また、30系プリウスを使って色々とカスタムしております。
最終はこのような状態です。カスタム内容や費用をこのブログで紹介していますので、ぜひ興味ある人は読んでみてください。